ペルチェ素子の使い方
ペルチェ素子ご使用の際は、以下の点に十分お気を付け下さい。
①リード線を持っての持ち運びは止めて下さい。
ペルチェ素子を持ち運びの際は、本体をしっかり持って運び、リード線は持たないようにして下さい。
リード線を持って持ち運びしますと、リード線取り出し部分に過度の負荷がかかり、故障の原因となることがあります。
②ペルチェ素子に通電する場合は必ずヒートシンクをご使用下さい。
ペルチェ素子は冷却側の熱を放熱側に移動させる素子であり、放熱側には大量の熱が発生します。
通電する場合には、必ず放熱側にヒートシンクを設置し、ペルチェ素子の熱を放熱して下さい。絶対にそのまま通電しないで下さい。放熱をしないで通電しますと、熱により故障します。
ヒートシンクとペルチェ素子は熱伝導グリースなどで、十分に熱密着させてご使用下さい。4~5[kg/f]にて押さえつけますと、より密着してペルチェ素子の性能が引き出せます。
アルミ等のプレートで押さえつける場合は、プラスチック製ネジをご使用下さい。
③ペルチェへの通電と向きに気をつけて下さい。
ペルチェ素子は直流電源により駆動します。ペルチェ素子への通電は(赤)リード線には(+)電極、(黒)リード線には(-)電極に接続して下さい。
ペルチェ素子の向きはヒートシンクを下にして、(赤)リード線を右、(黒)リード線を左にして設置して下さい。上面が冷却面となります。逆向きにしますと、放熱面が上となり故障の原因となります。通電の際は冷却面を軽く触り、通電方向に間違いが無い事を確認して下さい。